ターンアウトを深めるためのストレッチ&筋トレメニュー|柔軟性と安定性を高めよう

バレエの美しさを象徴する「ターンアウト」。これは見た目の問題だけでなく、すべての動作の土台となる重要な要素です。
しかし、ターンアウトを深めようとして足先だけを外に向けたり、腰を反らせて無理な姿勢をとってしまうと、ケガの原因にもなります。

本記事では、安全に・効果的に・美しくターンアウトを深めるための「ストレッチ」と「筋力トレーニング」の方法をご紹介します!


🔍 ターンアウトに必要な部位とは?

ターンアウトは全身運動ですが、特に重要なのが以下の部位です。

  • 股関節:ターンアウトの起点。外旋の柔軟性と可動域が必要。

  • 内転筋(内もも):脚を閉じる筋肉だが、正しいターンアウトをサポート。

  • 外旋六筋(股関節を外に回す小さな筋肉):見落としがちだが非常に重要。

  • 体幹・骨盤周りの安定筋:姿勢と重心を安定させる。


🧘‍♀️ ターンアウトを深めるためのストレッチ 5選

① フロッグストレッチ(股関節開き)

  • 方法:床にうつ伏せになり、膝を曲げて足裏を合わせるように開く。

  • ポイント:腰が反らないように注意しながら、股関節の内側をじんわり伸ばす。

② ハムストリングス&内ももストレッチ

  • 方法:脚を大きく開脚し、背筋を伸ばして前にゆっくり倒れる。

  • ポイント:背中が丸くならないように意識して、内ももをストレッチ。

③ 仰向けバタフライ

  • 方法:仰向けに寝て、足裏を合わせて膝を左右に開く。

  • ポイント:重力に任せて自然に膝が床へ近づくようにキープ。

④ スプリッツ(前後開脚)

  • 方法:片脚を前方に、もう片脚を後方に伸ばして前後開脚。

  • ポイント:骨盤が左右どちらかに傾かないように意識。

⑤ ヒップオープナー with 壁サポート

  • 方法:壁にお尻をつけて仰向けになり、両脚を壁に沿って開脚。

  • ポイント:内ももにストレッチを感じたら深呼吸しながらキープ。


💪 ターンアウト筋を鍛えるトレーニング 5選

① クラムシェル(貝殻運動)

  • 方法:横向きに寝て膝を90度に曲げ、足をつけたまま膝を開く。

  • ターゲット:外旋六筋

  • ポイント:骨盤が後ろに倒れないように注意。

② サイドレッグリフト

  • 方法:横向きに寝て上の脚をまっすぐ持ち上げる。

  • ターゲット:中臀筋と股関節外旋筋

  • ポイント:つま先を少し上に向けて、ターンアウト意識。

③ ウォールスクワット with ターンアウト

  • 方法:壁に背中をつけて立ち、足をターンアウトしながらスクワット。

  • ターゲット:内転筋、体幹、太もも

  • ポイント:膝がつま先と同じ方向に向くように意識。

④ プランク with ターンアウト

  • 方法:通常のプランク姿勢で足をターンアウトしてキープ。

  • ターゲット:体幹+脚の外旋筋

  • ポイント:お腹が落ちないように、肩の下に肘をセット。

⑤ セラバンド外旋エクササイズ

  • 方法:セラバンドを両足にかけ、膝を開く運動。

  • ターゲット:外旋筋、内転筋

  • ポイント:反動を使わず、じっくりと動かす。


🧭 トレーニングを継続するためのヒント

  • 毎日の短い時間でもOK! 5分でも継続が力に。

  • 呼吸を忘れずに:特にストレッチ中は深呼吸を意識。

  • 筋トレとストレッチのバランス:両方を取り入れることでターンアウトが深まり、安定感も増します。

  • 鏡でチェック:自己流にならないように鏡で姿勢を確認。


✅ まとめ:正しい道でターンアウトは確実に深まる!

 

要素 内容
ストレッチ 股関節と内ももの柔軟性向上
筋トレ 外旋筋・体幹・内転筋の強化
ポイント 骨盤の安定と正しい使い方が鍵
習慣化 少しずつでも毎日続けること

ターンアウトを深めるためには、ただ開くのではなく、体の構造に合った方法で鍛える・緩めることが大切です。
床と体を味方につけて、より美しく、より力強いバレエを目指しましょう!

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