バレエの動きを美しく、しなやかにするためには、基礎的な筋力と柔軟性が必要不可欠です。フロアバー(Floor Barre)は、床に寝た状態や座った状態で行うトレーニング方法で、関節に負担をかけずに体幹や脚の筋力を強化しながら、正しいバレエのポジションを身につけるのに役立ちます。
今回は、フロアバーの基本と、バレエダンサーにとっての効果、そして自宅でできる基礎トレーニングを詳しく解説します。
1. フロアバーとは?
**フロアバー(Floor Barre)**とは、バレエのバー・エクササイズを床の上で行うトレーニングのことです。通常の立った状態でのバーレッスンと異なり、重力の影響を最小限に抑えながら、正しい姿勢や筋肉の使い方を学ぶことができます。
フロアバーの特徴:
✅ 床に寝たまま行うため、関節への負担が少ない
✅ 体幹(コア)を意識しながら正しい筋肉を使える
✅ ターンアウトや脚の動きを無理なく改善できる
✅ バランスやアライメント(姿勢)の意識が高まる
初心者からプロフェッショナルまで、すべてのバレエダンサーにとって有益なトレーニング方法です。
2. フロアバーのメリット
① 正しいアライメント(姿勢)を身につける
フロアバーでは、体が床についているため、無駄な力を入れずに骨盤や背骨の位置を整えられます。これにより、バレエに必要な正しい姿勢(アライメント)を理解しやすくなります。
② コア(体幹)を鍛える
バレエでは、美しく伸びる動きを作るために体幹の強さが求められます。フロアバーでは、腹筋や背筋を効果的に使いながらしなやかで安定した動きを身につけることができます。
③ ターンアウトの可動域を広げる
床の上でターンアウトの動作を行うことで、股関節の正しい使い方を学びながら可動域を広げることができます。無理な力を入れずに自然なターンアウトを習得できます。
④ 関節や筋肉に優しいトレーニング
立っているときのトレーニングでは、膝や足首に負担がかかることがありますが、フロアバーなら怪我のリスクを減らしながら効率よく鍛えられます。特に、リハビリ中のダンサーや初心者にも最適です。
3. 自宅でできるフロアバー基礎トレーニング
① ターンアウト強化ストレッチ
やり方
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仰向けに寝て、両脚をまっすぐ伸ばします。
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つま先を外側に向けるように、股関節からターンアウトを意識します。
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つま先を内側→外側にゆっくりと動かし、10回繰り返します。
ポイント
✔ 股関節から動かし、膝や足首だけでターンアウトしない
✔ 骨盤は床に安定させ、余計な力を入れない
② クラムシェル(内腿&ターンアウト強化)
やり方
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横向きに寝て、両膝を曲げ、かかとを揃える。
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股関節を開くように、膝を持ち上げる(かかとは離さない)。
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ゆっくりと元の位置に戻す。10回繰り返す。
ポイント
✔ お尻の筋肉(大臀筋)を意識する
✔ 股関節から動かし、膝の動きだけにならないようにする
③ デガジェ(床での脚の伸ばし方練習)
やり方
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仰向けに寝て、両脚をまっすぐ伸ばす。
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片脚をゆっくり前に伸ばし、つま先をポイントする。
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戻して反対の脚も同様に行う。左右10回ずつ。
ポイント
✔ 太ももの前側を使いすぎず、股関節から動かす
✔ 背中を床につけ、体幹を安定させる
④ バットマン・タンデュ(脚の伸びを意識)
やり方
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仰向けに寝て、片脚を床から少し浮かせる。
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つま先を伸ばしたまま、脚をゆっくり前方へ動かし、元の位置に戻す。
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10回繰り返し、反対の脚も行う。
ポイント
✔ つま先を常に伸ばし、膝を伸ばす
✔ 体幹を安定させ、反動を使わない
4. まとめ
フロアバーは、バレエダンサーにとって基礎力を高めるための重要なトレーニング方法です。
✨ フロアバーのメリット
✅ 正しい姿勢(アライメント)を身につける
✅ 体幹を鍛えて、しなやかな動きを作る
✅ ターンアウトの可動域を広げる
✅ 関節への負担を減らし、怪我予防にも役立つ
フロアバーのトレーニングは、初心者から上級者まで誰でも取り入れられます。自宅でのエクササイズとしても実践しやすいので、毎日の習慣に取り入れて、より美しくしなやかな動きを目指しましょう!
さあ、今日からフロアバーを始めて、あなたのバレエを次のレベルへと引き上げましょう!✨